4月にはいり日本からは桜のおたよりがちらほら。
東北はまだだよねー?!
2月と3月の2ヶ月間、2年生が教育実習に行っていました。
彼らが1年生のときの教育実習では体育はほとんどの生徒がクメール体操をやっていました。
今年は違います。
60人の生徒全員が
「体育」をしていました。
ちょうど実習のはじまる直前までNGOがはいっていたというのもありますがNGOがはいっていなかった学校にいった生徒もおんなじでした。
去年は
「体育はできない」「小学生には体育は教えられない」「道具がない」‥なんだかんだ言い訳を並べていた生徒たち。
とっても嬉しい進歩です。
生徒たちによると
「小学校の指導計画に体育がくみこまれていた」「自分たちも体育を勉強したから教えてみたい」「道具がそろっていた」
などなど体育をはじめた理由は様々でした。
初めて教える体育。彼らにはもちろん簡単なものではありません。
生徒をまとめきれない実習生。
授業内容が充実しておらず15分で授業が終わってしまう実習生。
計画的でなく毎時間毎時間自分ができることだけ教える実習生。
自分たちが体育を受けていたときはみんな着替えるのが当たり前だったのに実習では着替えている実習背はおらず‥ヒールのサンダルで体育を教える女子実習生。
‥まだまだ課題はたくさん。
それでも実習生は
「これはどうやったらいいですか?」と午後の実習のない時間に相談にきたり、
「明日体育だから見に来てください」と声をかけてくれたり
「小学校にないので貸してください」と道具を借りにきたり
「これでいいですか?」と指導案をみせにきたり‥
とっても積極的です。
カンボジアの体育、まだまだもちろん課題はあるけど確実に1歩1歩進んでいる。それが実際に目にみえた教育実習でした。
整列!1年生は整列の練習からです。
「何回とべるかなー。みんなで数えよう!」
「手を交差して隣の人と‥だからー!」と口だけで伝わらないときは実際に先生が動いて。
2年生は6月に学校を卒業します。残り2ヶ月。卒業後も体育を教えられるようにたくさんのコトを吸収していってほしいなー。